とても温かくて心が熱くなる、そんな1冊でした。絵も優しい雰囲気で落ち着いて読めるだけでなく、ちぎり絵がとても素敵でした。
うちの場合、おばあちゃんは凄く遠くに住んでいるのでなかなか会う事が出来ません。なので必ずお誕生日やお正月、クリスマス等には手紙を出すようにしています。子供がまだ文字が書けなかった頃はお絵描きをしてもらって出していました。ちょうどこの絵本のふたりと同じように。
子供はおばあちゃんからお手紙の返事を来るのを凄く楽しみにいつも待っていました。時には小包が届く事も。子供達の大好きなお菓子をいっぱい箱に詰めて送ってくれたり。何だかこの絵本を読んでいるとうちの子たちとかぶってしまいました。
今頃はネットやスマホ等が有りますが、うちのおばあちゃんは全くそういった物に弱く、使い方が全く分からないので相変わらずうちは手紙のやり取りをしています。でも、この方が記念にも残るし、おばあちゃんが書いてくれた絵や文字が子供達の手元に残るので凄く良いと思っています。
うちの子たちはこの絵本のようにお手紙のやり取りを小さな頃からしていますが、この絵本を読んで、改めて子供達がお手紙のすばらしさ、嬉しさを再確認できた気がします。子供達もおばあちゃんにもっといっぱいお手紙を出す。と言ってはしゃいでいました。
この本はとても素敵な1冊なので、おばあちゃんにも届けてあげようと思いました。とても素敵で優しい気持ち、温かい気持ちになれる、そんな絵本でした。
遠く離れた場所に住むおばあちゃんへ、おばあちゃんたちとなかなか会えない子供達へ、ぜひ読んでもらいたい素晴らしい1冊だと思います。お勧めです。