地下鉄で見つけた生後間もない赤ちゃんが、自分たちの養子になるということ自体が信じられない話です。
しかも父親となった自分のパートナーは男性と聞いて、真実だとは思えませんでした。
その実話が、20年経って、その時の赤ちゃんが成長して大学生になったということを知って、単なる美談ではなく、当事者が語る事実として受けとめることができました。
今で言う同性婚とその家族形成が、20年も前に現実としてあったことに驚きつつ、「愛があれば、何だって可能なのだ」という、シンプルな本質を理解できるように思います。
ジェンダー・フリーの世界は、理解し合うことでこのような奇跡をもたらすのですね。