何とも意表を突く題名と表紙絵です。
これは一体?
でも、読後に改めて眺めると、思わず納得してしまいました。
ダイナミックで根源的な絵の作品が多い田島征三さんが紡ぐ、
「た」のつく言葉の生命力、でしょうか。
たがやす、たねをまく、というオープニングで、なるほど、とうなりました。
たちまち!!めがでた、たいよう、と、取り上げ方も大らかです。
文章は簡潔ですが、その分、絵で読ませます。
農作物の営みが、すべて網羅できていることに驚きです。
もちろん、人間の関わり方も素晴らしいです。
最後の言葉は重みがあります。
言葉をも絵に取り込んだ作品に圧倒されました。