おばあさんの手から偶然にこぼれおちた
‘そらまめ,‘わら,‘すみ,。
三人そろって出かけたところ川があり、わらは自分が橋になるから先に渡ってくれ、と申し出た。すみが最初に渡るが、怖くなり真ん中で立ち止まってしまい、わらが燃え始めて二人とも川に落ちてしまった。
それを見ていたそらまめは面白くて大笑い。なんと笑いすぎてお腹の皮が破れてしまった。
そらまめが痛くて泣いているところを通りかかった娘さんが、可哀想にと持っていた糸と針で破けたお腹を縫ってあげた。
縫った糸が黒かったために今でもそらまめには黒い筋があるとの事。
以上が大まかな内容です。
人の不幸を笑うと自分に降りかかってくる。という事でしょうか。幼い頃に読んでとても面白かった印象があり、図書館で見つけて借りてきました。娘は本をパラパラ見たところ興味を示さなかったのですが、読み聞かせをしたところ「面白い!」と自分でも読んでいました。
挿絵、川上越子さんの油絵のようなシンプルな絵は物語の核心をとらえた絵です。また川上さんの添え書きも、ドイツにも類似した物語があることなど興味深いです。
このような良質な昔話は是非子供に伝えたいです。