ベルギーの心理カウンセラーが描いた、イジメを考える絵本です。
どこの国でもイジメはあるのでしょうか。
いじめられて、精神的に苦しんでいたエマが、ある日いじめられる側からいじめる側に立つことで、孤立感から解放される気分を味わいました。
でも、いじめられる気持ちも嫌と思うほどに思い知らされているエマは、別の行動を取るのです。
実際のイジメはこんなに単純ではないかもしれまぜん。
でも、この絵本の中で、エマがお母さんに全てを話すことができたことに、大きな共感を持ちました。
親として、大人として、この絵本を読むとき、自分はどうすればいいのかを考える作品です。
人に言えない苦しみは、この絵本では語れない暗いお話で終わりそうな気がします。