ニューヨークのロックフェラーセンターのクリスマスツリーは、毎年テレビで話題になるほど有名です。
でも2年前にこんなニュースがあったとは知りませんでした。
これは実際にあった話をもとにして描かれた絵本です。
森で伐採され、飲まず食わずで4日間も運ばれ、小さなフクロウにとって見るもの聞くもの生まれて初めてのことにどれだけ不安で疲れ切ったことでしょう。
人間の都合により毎年たくさんの木々が伐採され、このフクロウと同じくすみかを奪われてしまった動物たちがどれだけいるのだろうと思わずにおれませんでした。
一方、この小さな命を救ったのも人間でした。優しい善意あるたくさんの人たちのおかげで元気を取り戻し、森へ帰ることが出来たフクロウ。本当に安心しました。
お話は淡々と描かれているので、この絵本を読む子どもたちも様々な思いを抱くことでしょう。
とても美しい挿絵も心に響きました。