りんごがひとつ、落ちていた・・・というところから、こんなに楽しく、そしてジーンと心があったかくなるお話を展開させてしまうなんて、本当に心憎いです。
りんごを真っ先に拾って逃げたおさるをたくさんの動物達が追い駆けます。はたして、最後は誰の手・・・。
そこに「・・・ふりをした」で、展開の行方を眩ませて、最後にみんながハッピーな気持ちにさせてしまう意外なラストが待っていて、それがとっても素敵なのです。
読後が、すごく幸せな気持ちになれるところがすごくいい!
小さなお子さんから、私のような大人まで、楽しめます。