木箱に入れたウスイロヒョウモンモドキの羽は、国内でもほとんど見られなくなった希少な蝶のものでした。
お父さんは落ちた蝶の方羽を、美しい自然の記憶として木箱に納めていたのでしょう。
子どもはその羽から、蝶の孤独を感じ取りました。
子どもの優しさに共感して、紙で蝶の仲間を作る共同作業に、素敵な空間を感じました。
蝶と金魚が会話する幻想が、とても美しく感じられました。
ウスイロヒョウモンモドキは国内でも数県でしか見られず、捕獲を規制されている蝶だそうです。
それだけにこの作品は高尚なものになっていると思います。