ある日、訪ねてきたうさぎのためにくまは精一杯、料理を作って毎日歓待します。仲良く栗拾いに出かけるまでになりますが、うさぎは一言もしゃべってくれません。気持ちが知りたくて悩むくまは、悲しんで言った一言でうさぎが泣いていなくなる、、、という夢を見ます。大切さに気づいたくまですが、夢と知って一安心。
愛を言葉で確かめたくなるのは人の常ですが、言葉にならなくても、愛情ってあるんじゃないのかな?とか、愛情を言葉にしてもらえなくてもそばにいるだけで幸せなんじゃないの?とか、当たり前のように思いがちな幸せについて、大切さを教えてくれます。
娘にもいろんなものに感謝するように、幸せをなんにでも感じられるように育って欲しいと思うので、この本はとても買ってよかった本です。買って損はしないと思うのでおすすめです。
いもとさんらしい、ほっとする絵で、子供だけでなく大人の心もなごませてくれます。
でもうさぎさんはどうしてしゃべらないんでしょう?クチのきけないうさぎさんなのかしら?ちょっと気になりました。