やまださんの絵は、11歳の娘はもちろん、私も大好きなんですが、今回の作品は、息子が気に入ったのか、「読んで」と持ってくる一冊です。
お菓子を焼くっていうことがお話に入っているだけで、もう、いちころです。ぶたのチェリーは、元気をもらったり、落ち込んだりと忙しいけど、終始ただよってきそうな手作りお菓子の甘い匂いに、読んでいる私はいやされました。
ぶたさんたちの味覚、ねずみさんたちの味覚、それぞれちがうんだなっていう発見がおもしろいですね。そして、それぞれの嗜好に合わせたものをつくってあげるという優しい心にふれることができたのも、うれしい収穫でした。
やまださんの作品、もっともっと読んで、なごみたいです。