最初の語り口の可笑しさやきつねの(ずる賢いようにみえて)ちょっと抜けてるズッコケぶりに、息子と笑いながら聞いていたのですが、ラストが意外でびっくりしました!傍らで耳だけ傾けていた旦那さんも「えっーー!!」と思わず声をあげた程です。
悲しい結末で、子供はまだ「どうして?」と思っているようです。今まで優しい言葉をかけられたことがなかったきつねは、まっすぐ信じきるひよこやあひるやうさぎたちの気持ちにうたれ、はじめて大切で、守りたい存在ができたのでしょう。
最後の最後の終わり方 とっぴんぱらりの ぷう というところが、悲劇のお話ではないんだよって作者が教えてくれているような気がしました。
とてもいいお話です。オススメします。