初めは妊婦検診の時の産婦人科の絵本コーナーで読みました。
待合室なのに、涙が止まりませんでした。
どうしても忘れられず、数日後に購入しました。
何年経っても、繰り返し読み、涙する絵本です。
前半部分は母になりたての自分の姿。そして、成長してたくましく育ち自立していく娘の姿。その姿を見送り見守る母としての自分の姿。いつか成長して白髪になった時の娘の姿。でも、途中から、自分の成長を見届けてくれた自分の母と自分の姿にイメージが変わってしまいます。
母から子へ、子から子へ。
永遠に続くその全ての母子のかたちにあてはまる絵本です。
きっと、幼児子育て中の今感じることと、数年後の自立し始めた子供を見守る頃、子供が自立した頃、自分が老いて自分の母のことを思い起こす時が来る頃、全ての時間で感じ方が変わる絵本です。
今、娘には、『たくましく美しく成長して、母から巣立つ日を楽しみにしているよ』のメッセージを込めて読んでいます。自分自身には『娘の成長を願うとともに、このように見守られて自分は育ててもらったんだという母への感謝』を心に留めて読んでいます。