長男を出産したときの、主人からのプレゼントでした。
子供を、毎日見ていると、その日々の成長に気付くことなく、いつの間にか大きくなっています。
ある時、長男がついこの間まで好きだったものを指差して、ほらみて、と示してみたら、子供は、そうだね、とだけ言って、大して喜ばなくなっていました。
また、長男はパンが好きで、両手に別のパンを持って、かぶりついていたのに、いつの間にか、一つだけを持ってゆっくり食べるように、なりました。
いつの間に?
そんな時にはいつもこの本を思い出してきました。
子供が成長するのは、うれしいことなのに、母親にはどうして、こんなに切ないのだろうと涙します。
でもこれが、ありがたいことなんだ、子供が成長していき、親から離れ、母の方もそれを喜んで迎え入れる、そう思いたいと思いました。
この本のおかげで、赤ちゃんの頃から毎日育ててこられて幸せにだったですし、これからもまだ、子育てを楽しめることに嬉しく思いました。