幼い子どもたちに、私にも君たちのような子どもの頃があったと語りかけてからゆっくりと読み始めます。
初めての我が子との対面から四半世紀はとっくにすぎた。
小さかったその手足や、不思議としか言いようのない小さな小さないのち。
そんなあれこれを思いながら。
子どもたちが聞き耳をたてるような、やさしい声で読みたいな。
そうすればいつか大人になって、この絵本を手にした時になぜか懐かしい気持ちがあふれるかもしれない。
そうではなく、なんだかスキップをしたくなるだろうか。
そうそう、それが幸せなんだと、思い当たるかもしれません。
あまりうまくはありませんが、みんながうれしい気持ちになれるようにと、
心を込めて読んでいる絵本です。