有名なお話『ジャックと豆の木』を、女の子を主人公にして書いたものです。
おおまかな話の流れは原作と一緒ですが、主人公のケイトの生い立ちやお話の中の細かい設定が違う感じになっていたので、なんだか新しい物語を読んでいるようで新鮮に感じました。
それだけ原作のお話の芯が通っているからこそなんでしょうね。
ケイトが宝物をこっそり持ち出す時に三度も変装(というより仮装?)しているところが、おかしかったです。
特に料理の手伝いをしている場面は、なるほどと納得させられました。
大男にいつ見つかりやしないかとドキドキする感じも、原作のまま健在でたまりませんね。
男の子に負けていられない、女の子が活躍するお話。
読んだ後の爽快感もあって、物語好きのお子さんにおすすめだと思います。