竹紙を型絵染めで染めた絵だそうで、とても雰囲気のある絵です。
みみずがその風貌のせいで、みんなから嫌われ傷つけられます。
でも、その度に助けてくれる虫もいます。
みみずがねむの木の花を見ながら「みんながこんなきれいなこころでいたら、だれもかなしいおもいをしなくてすむのに」
というところが、心に残ります。
傷つき自信をなくしたみみず。
もうだれにも会いたくないと隠れます。
今の子どもたちはとても傷つきやすいです。
このみみずを自分と重ねるでしょう。
最後は希望に満ちたものになっているので、自信を持てない子どもに元気を与えてくれます。
絵を観るだけでも癒される絵本です。