この本は、10年以上経っても、記憶から消えることのない
世田谷一家殺害事件の遺族の方が描かれた本です。
何の罪もない幸せな家族。
そして、家族の一員のように大切にされてきたテディベアのミシュカ。
ミシュカの目線で、家族との思い出が綴られています。
家族の日常は、本当に幸せそう。素敵な家族です。
ある日、突然奪われた大切な時間。
もう、二度ともどることはありません。
これはフィクションじゃない、現実に起こったこと。
「何故?どうして??こんなことになったの…?」
そんな想いが溢れてきて、読んでいて辛かったです。
娘にも、少しそんな気持ちが伝わってしまったようで、
不安そうな面持ちでした。
この素敵な家族が居たことを忘れないでいたい。
そして、事件の解決を心から祈りたいと思います。