町一番の洋菓子の店・金泉堂。
みんなが大好きなお菓子のお店に偶然居合わせた光一と明は、ショーウィンドーが割れた犯人にされてしまう。
そこから始まる、子供達の戦い。
明も光一も、自分達なりに汚名返上の方法を考えて実行する。
そこにはこずるい金泉堂の主人の息子も登場したりして・・・
痛快極まりない展開に、これが児童書なのかと思う内容です。
本当に面白かった!
全編の大部分で悪役として描かれる金泉堂の主人ですが、彼にも情熱に燃える半生があり、決して底意地の悪い人間という訳ではなかったという一面もあります。
最後の最後には、長年愛され続けてきた金泉堂らしい、太っ腹な対応。
素敵なラストでした。