思春期まっただなかの5年生娘、「お母さんに支配されたくない」「家出してやろうと、授業中いろいろ考えたけどお小遣いが足りなかった」とか常套句というか名言を吐く。
「家出は一日で迎えに来てもらうなんて軽く甘い考えでしてはいけない、どうせやるならクローディアのように計画的にしっかりやりなさい」と助言したら、苦い顔をしていました。
読んだのは4年生の頃なのだけど。お友達ママが好きで薦められ、私が読んで絶賛したから。
私が特に印象的だったのは、噴水のお風呂。一冊まるまるだけど、特にここはワクワクして、久しぶりに心の底から読んだ〜楽しかった〜!と言える本を読んだと思った。
娘は、カビくさいお姫様ベッドに寝てみたいそうです。
下手な冒険物より冒険気分を味わえるクローディアの家出、本当にワクワクどきどきします。
思春期につきものの家出ですが、疑似体験、それも極上の家出を体験させてくれる一冊です。計画的なところが尚すてき。
もちろん子供なりに考えを掘り下げ、成長していく姿もきちんと描かれています。