母は、同じ作家の「かかし」を読んでいる途中です。
相変わらず、カーネギー賞ブーム継続中。
進学する中高一貫校から、春休みに読むようにと渡された本のリストの中の一冊です。
夕食後、8時ごろから読み始め、びくりともしません。動きません。
10時前に、「続きは明日にしたら?」返事なし。
10時過ぎ、「もう10時だよ?」返事なし。
10時半ごろ、ごそっと、起き上がりました。無言。
「読んじゃったの?」「うん。」
「一気読みだね。面白かったの?」「一気読みは、ゴエさん以来。かなり上位に入る作品。」だそうです。
「ラストは、ハッピーエンドなのかな?あれでよかったのかな?」と、ぶつぶつ言っていました。
ラストは、作者から投げ出されるのです。
スティーヴン・キングのような、不思議な話、エンターテーメント性を兼ね備えつつ、戦争、人種差別、ジェンダーなどの要素を、盛り込み、しかも、ぐいぐいと読みすすめさせる。
面白い!
作者は、イギリスの子供たちの人気投票で、常に上位だそうです。
私が知らないだけかもしれませんが、日本の児童作家ではなかなかこんな作品には出会えません。
イギリスの作家読みは、しばらく続きそうです。