こどもの頃、夏休みの終わりはなんとも切ないものでした。
あーあ、明日から学校かぁー と、がっかりしているウチの子たちに、この絵本を読んであげるのが毎年の習慣になっています。
この絵本、読むのに20分くらいかかるし、起伏も少ない本なので、ちょっと飽きられたりもするのですが。でも、この本のもつ暖かみや良さがわかるようになってほしいなと思って読んでいます。
潮のみちひきにあわせていた時計を、
スクールバスのゆききにあわせるときだね。
去っていく場所のことをかんがえると、
すこしさみしいね。
でもこれからいく場所のことをかんがえると、
すこしうれしいだろ。
しずかに思いめぐらすときだ
こんな表現が夏休みの終わりの子どもたちへのエールにふわさしいと思います。がっかりすることはないよ、君たちは今、すばらしいとき真っ盛りなんだよって。