大人が読んでもキュンとして元気をもらえる絵本です。
一定の場所に定住するカエルと住む場所を変えながら生きる渡り鳥のお話です。
このお話のいいところは,お互いがお互いをきちんと認め合って受け入れているところです。決してお互いの生き方を否定し合うこともなく。
私は転勤族なので渡り鳥に近いでしょうか,実際の生活は地味なのでカエルにも近いとも言えますが。
隣の芝が青く見えることもあるけれど,時には自分にない環境を羨ましくも思うこともあるけれど,自分は自分で与えられて環境の中で上手く心の折り合いをつけながらしっかり生きていきたい!そんなふうに元気をもらえる絵本でした。
そう,自分の生活にも素敵なことがいっぱいあるんですよね。
どいかやさんのイラストもとっても魅力的です。
子供にもいいですが,大人も心にぐっとくる絵本です!
手元にほしいのですが,絶版なのでしょうか!?