大人気シリーズの一冊。
この絵本シリーズを見ると、昔 学芸会で演じたときのことを思い出します。懐かしいですね。
11ぴきのねこたちが旅にでました。
途中で廃屋が目にとまります。器用な彼らは一致団結。
とても素敵な家に改装してしまいます。
するとそこにこぶたが訪ねてきます。おじさんの家を探しているのですが。。。
勝手に人の家を改装して住んでしまい、その後はこぶたと一緒に建てた家まで横取りしてしまう11ぴきのねこたち。
人はだれでも一番いいものが欲しい。
そんな欲求をストレートに行動にうつして生きていますね。
でも、他者の気持ちを思いやらない行動やずるは長続きしないもの。自分がされたくないことは人にしてはならない。
そんな教訓が伝わってきます。
こういう軽いタッチでなければ、暗くて後味の悪い絵本になってしまったでしょうが、こぶたのマイペースさとキャラクターの明るさが救っていますね。
それにしても決して説教臭くならない馬場のぼる氏の語り口はみごとです。
おすすめします。