子供の反応が、とても面白かった本です。
家のえほんやおもちゃやくれよんを食べたのをみて、
「そんなん、だめや〜」
”すててきなさい”とパパとママに言われた所では
「ちょっとかわいそう」と困り顔
みんなのゴミを食べるのをみて
ほっとした様子
でも、次の朝、町中のものやパパやママまで食べてしまって
いるのを見て。
パパやママも食べたというショックで言葉を失っていました。
そこからは、言葉もなく、食い入るように見ていました。
「だめだめ!」と、言いたいのですが、もう、どんどん想像以上に進んでいくお話に、引き込まれているようでした。
そして、あおむしに食べられて、あおむしのおなかのなかは・・もとの町でした。
あおむしが、そら??この世界は、あおむしのなか??
と、とても、不思議な感覚が残ったようです。
なんだか、親子で、絵本の世界を旅したような感覚です。
とても面白かったです。
私は、ちいさな頃、「世界は、実はビー玉のなかにあるんじゃないか・・・」とか、「大男の目のなかに、宇宙があるんじゃないか」とか、密かに、でも真剣に考えていました。
そんなことを思い出しました。
きっと、あおむしは、帽子の穴だったのでしょうね。
穴の向うのあおむしくらいの小さな空と、すべてを包む大きな空。
そこから、想像を膨らませていったのでしょう。
理由とか、本の意味とか関係なく、この空想の世界が大好きになりました。
是非、購入して、いつでもリクエストにこたえられる状態にしておきたい本です。