この絵本の初版を見た時に、一体作者は何を伝えたいのだろう?と思ったことを覚えています。正直心に響かなかったので、依頼ずうーっとそのままにしていました。あれから30年、確実に固くなった頭と考え方にがんじがらめになっている自分に気付かされました。
あおむしくんは、最後には宇宙まで行って星も食べているのです。まさおくん達には、あおむしくんのお腹の中で、前と同じような生活が待っていました。
大気や土壌、海洋汚染への警告なのでしょうか? 傲慢になった人間への警鐘なのでしょうか?
ごみだけを食べてくれるあおむしくんなら大歓迎なのに…。
深く考えないで読むことにします。
あおむしくんの青、空の青がまぶしく感じました。