最近は、食育がさかんで、この本も、食育のひとつに役立つと思います。対象は、少年少女から大人まで、とありますが、子どもさんが読むのもいいですが、まずは大人ですね。
親の威厳として、食に関する基礎知識は、本やインターネットで調べなくても、ちゃんと自分の頭の中に持っていたいです。
料理用語、大さじ1とは? ひとつまみとは? 煮るとゆでるの違いは?なんて基礎的なことから、冷凍にできるものできないもの、お肉の部位や食材の選び方、切り方、それからレシピも、いろいろ多岐にわたって書いてあり、多彩なイラストで分かりやすく説明されています。
副題が、「『生きる底力』をつけよう」ですが、「できあいのお惣菜やお弁当、インスタント食品に頼ったり、外食で済ませたり、家族が別々に食事をとることも多くなりました」「家庭で親から子へ、大切な食の知識や知恵、文化を見せて伝える時間やゆとりもまた、失われつつあります」「必要に応じて自分で食材をしっかり選び、自分で作れる『食の自立』=『生きる底力』が、今、不可欠です」と、カバーの折り返しに書いてあります。
「家庭で親から子へ、大切な食の知識や知恵、文化を見せて伝える」とあるように、こういうことは、子どもたちが本で勉強して身に付けるのでなく、親から子へと伝えていくことが望ましいですね。だから、子どもたちが幼い今のうちに、私自身がしっかり勉強して、子どもたちには私から直接伝えていけるようになりたいです。
もちろん、お子さんが自分で読んでも全然構わないとは思いますが、自分で読むなら小学校高学年くらいからかも?と思います。