イタリアの昔話です。
一人の王子が理想の女性を見つけるお話と、姫となったこの女性が魔女よって姿を変えられてしまうお話とで構成されています。
タイトルにある三つのオレンジ。
このオレンジから女性が出てくるのですが、ダメだと言われているのに2度も誘惑に負けてオレンジを割る王子に、何ともいえない親しみを感じました。
割っちゃいけないと言われても、割りたくなるんですよね・・・
そんな心の弱さを見せていた王子ですが、本当に姫のことを愛していたのが後半で分かります。
姿を変えてもその美しさに惹かれたのは、きっと何か通じるものがあったからなのでしょうね。
ここででてくる魔女。
姫のことは姿を変えられるのに、自分はそのままで部屋に閉じこもっているって・・・ちょっと不思議な気がしました。
姫に姿を変えればいいのに・・・って、魔女よりも悪知恵が働いてしまいました。笑