いつも一人で過ごしていたおおかみは、寂しいと思ったことはありません。
ただ、時々おなかの辺りがスースーするだけです。
そんなある日、うさぎ座の中の一つの星が話しかけてきました。
本当は一人が寂しかったおおかみと同じ場所で光り続けることに疲れてしまった星との交流は、幻想的な展開を見せます。
終盤でおおかみが空に登った時、私はおおかみが死んでしまったのかと思いましたが、違うのですね。
星と交流して心が満たされたおおかみ。
彼はこれからも一人ですが、空に友がいることが分かっている分、より強く生きていけるのでしょうね。