図書館から借りて来た本の中で、久々に何度も読んでとせがまれた本です。よっちゃんとパパに、すぐに親しみが持てたからだと思います。それは、お父さんが子供にお話を聞かせる時、聞いているとなぜかへんてこな話になっていませんか?でも子供にはうけてしまうお話に・・・。よっちゃんのお父さんのお話もそうなんです。いつもは、楽しみにしているよっちゃんも明日は、遠足なので早く寝ようと思ったのですが・・・。お父さんのニカッ!とした笑顔によっちゃんは、今夜は嫌がりますが、子供は「早くページをめくって」とせがみました。出だしから、天までとどきそうなでっかいにわとりが2羽いてオンドリガ大きくなりすぎ、頭のてっぺんがお日様にとどいて焼け死んでしまったと読むと、子供はものすごく大きな鳥を想像しているのが傍にいて分かります。読んでいきながら、お父さんの発想の豊かさに感心しました。次のページが、どんな話の展開になっているのか想像がつきませんでした。親子でワクワクしながらページをめくりました。メンドリが死んでも話が終わらず、卵の殻が割れて泉の水がドードーと溢れ大きな海ができ、そこにいた動物達が海の生き物になります。親子で、笑いが止まらず、そして、よっちゃんじゃないけど、話の続きが知りたいし、話の続きを自分達で考えてしましました。赤川明さんの挿絵がとてもダイナミックに描かれてあり、もし子供が頭の中で想像している映像が見る事が出来たらこんな絵かなぁ?と思いました。