「もしもし」。。。それを口にすると、見えない相手とおはなしできる不思議。まるで見えているかのように。いつ知ったのかなぁ?
「じりりーん じりりーん」。。。音がなる。見えない相手が私を呼んでる不思議。誰かが私とおはなししたがってるって、なぜ知ったのだろう?
朝の身支度は年長者が子に教える。毎朝それを繰り返すうち、自然と見て習うが松谷先生、魔法のことばを唱える電話を使った!
夜明けに太陽さんから、顔を洗ったかとアヒルさんから、さあでは外へ散歩に出ましょうと蝶々さんから、お呼びの電話が鳴る。そりゃあもう「もしもし」でしょう。呼ばれるってうれしいことですから。
岩崎画伯の魔法で「もしもし」が夢の国からやってきたような、半世紀を越えて、悔しいけれど母と子をつなぐ赤い糸のような絵本だと、父は感じてしまった。
童心社に 感謝。