自分のために買いました。
祖父が亡くなって、身近な人の死を目の当たりにして、どうしていいかわからずにいたときに出会った絵本です。
いきなり、くまの友だちの小鳥が死んだところから物語が始まります。
理由は記されていません。でも、死って、そういうものなんです。
もちろん、そういうもの、じゃ、くまは納得できません。だから、泣きます。ことりをいつまでもそばに置いておきたいと、きれいな箱の中に入れて、持ち歩くのです。
それを見た友だちは、みんな、早く立ち直るように、としか言いません。
なんか…身につまされますよね。
でも、旅芸人のやまねこは、くまの悲しみをちゃんとうけとめてあげるのです。
そういうことができる人になりたいと思いました。
ただ…死んでしまった小鳥がいつまでも、きれいなままなのは、どうかな? と思いました。
科学的には、腐敗臭がしたり、腐ってしまったりするんじゃないかなと…。死を美化しているようにもとれたので、星4つです。
大人が読むにはよい本だと思います。