4歳1ヶ月の息子に読んでやりました。ちょっと古めかしいタイプの表紙だったのであまり期待していなかったのですが、鬼はでてきませんし、なかなかおもしろい昔話だな、と思いましたよ。たけのこが好きな子は喜ぶと思います。まだたけのこが貴重だった時代に誕生日のごちそうにとたけのこを狩りにいくところからストーリーは始まります。たけのこがどんどんのびていき、それを切り倒し、倒れたところが道となって、新鮮な海産物を入手できなかった村に、海産物が手に入るきっかけとなったのです。なかなかこういう不自由な思いはわかりにくい飽食の時代ですが、こういう時代もあったんだとしることができていいと思います。息子にはインパクトがあったらしく、しばらくこの話でもちきりでした。