あいうえおの本はそれこそきっと山のようにあることでしょう。でもこの本は普通のありきたりのものとは大きく違います。左側にあるひらがなはすべて木を組み合わせたかのように描かれて、まるで幾何学のようなものもあり、ここでまず感心。そして右側のページにはそれにまつわる物が精密に美しく描かれています。虫や動物は知っているにしても、草花はなかなか難しくうしろのあとがきを見ても知らないものもたくさんありました。
娘は「こ」の見開きが大好き。金平糖を知らない娘のために買っておいたのです。このページを開くともらえると味を占めたらしい…。
あいうえおの本、ということで子供の本と思ったら、子供だましではなく大人も感心させられる本物の芸術の本でありました。