これだけのレビュー数で好評価なのは、それだけ多くの人に読み継がれて来た名作であることには間違いないだろうと思い、購入しました。
結果大正解です。
多少古くささは感じるものの、物語も、林明子さんの挿絵も素晴らしい。
なんでも自分でやってみたい年頃の子供が、ママから初めておつかいの依頼を受ける時の喜び。実際に一人で出た外の世界の非日常感と心細さ。無事におつかいを終えて帰ってこられたときの達成感と誇らしさ。みいちゃんの心の動きが手に取るようにわかります。
娘は、みいちゃんが転んでお金を落としてしまう場面で私の袖をぎゅっとつかみ、無事お使いを終えママと赤ちゃんが待っていてくれたところでは満面の笑顔。
読み終えて、みいちゃんがちょっとうらやましくなった娘。自分も5さいになったら一人でおつかいに行って、牛乳を買って来て上げるね!ととても嬉しそうに言っていました。今はまだ小さくて怖いから、一人では行きたくないそうです(笑)。
ずっと取っておきたい絵本のひとつになりました。