「はじめてのおつかい」を読んで、長女は私も「はじめてのおつかい」がしたいと、二、三軒さきの、文房具屋さんに折り紙を買いにいきました。親もどきどき、子どももどきどき、一人で折り紙をもって、ニコニコ帰ってくる娘を、何よりも愛しいものに感じて、大事業を成し遂げたように思ったものです。わが子の愛読書でした。娘の読んだのはこどものとも時代の「はじめてのおつかい」でした。なんども、絵本の中のお絵かき教室の電話番号に電話していた長女。絵本を開くと、子どもの幼い顔を思い出し、いとしくなってしまう絵本です。
絵がものがたっている、絵本は絵を見る、代表的な絵本だと思います。