名作です。
子どもの頃に読んだ記憶では「女の子、転んじゃって大変だったけどちゃんと買えてよかったなぁ」としか感じなかったのですが、子どもを持つと母親目線で読んだ今では大きく違いました。
まず、おつかいができる年齢にいくまで、結構かかると感じました(その年齢に近づいてはきてますが・・・)。そして、近所かもしれないけど子どもをひとりでおつかいに行かすのはお母さんとしては心配でドキドキするもだろうと感じました。帰ってきたときはすごく褒めてあげたくなるんだろうな、とも。
そして一緒に読んでいる子どもの反応。どう感じるのかな・・・と思いながら読んでみると、初めはみいちゃんが坂で駆け出してころんでしまった所が印象的だったようです。なんども「かけあしどん!」、「(ころんでないのに)ころんじゃった・・・」と連呼していました。そして次に読んだときは買い物をしているところが気に入ったようで、「ひとりでおつかい いきたい!できるもん!」と言うようになりました。とても頼もしい。もうちょっとしたらね。
この本はみいちゃんが初めて体験するおつかい、大人の社会に頑張って一人で入り込んでいく姿を見ることができます。読んでいてとっても応援したくなりました。ハナマルをあげたいくらい頑張ったと思います!
子どももいつかおつかいに行くときがくるでしょうから、その時はこの本のみいちゃんを思い出してもらいたいです。