お姉さんになった女の子が、初めてお使いに行くお話です。お店に行く途中の道でも、ちょっとどきどき。お店についても声が小さくて、誰も出てきてくれません。そして他のお客さんに追い抜かれてしまう。子供の緊張と不安がよく描かれています。
私も子供の頃、欲しい本のタイトルを言うようにと父に言われ、急に電話を渡された時、タイトルを言ったけど、お店の人が何も言ってくれず電話を切られてしまいました。「声が小さいからわからなかった」と後で聞かされてがっくり。そっちこそ何も言ってくれなかったじゃないと思いましたが、子供は無力です。
愚痴になりましたが、このお話を読んで思い出してしまいました。この女の子はちゃんと大きな声で注文できてえらいな。読んでいてほっとしました。