かつて『スパイダーウィック家の謎』シリーズに夢中だった息子を驚かせようと借りてきました。
タイトルのムーンパイなるものが実在するのか、3年程アメリカに住んでいた夫に聞いてみたら、ポピュラーな子どものおやつとのこと。
20世紀前半、炭鉱夫さんたちの要望にかなったチープな食品としてスタートしたものだそうです。
扉絵のムーンパイのパッケージの“Made from the Moom!”に笑ってしまいました。
ジミーは夕食前に、ムーンパイをママにねだります。
クッキング中のママの持っている木べらにくっついている豆の煮込み(かな?)がボトリと落ちそうで気になりました。
ママの答えはもちろんNO!
ぶつぶつ文句を言いながら、“ひみつののりもの”に乗り込んで、「月へいって、ぼくだけのムーンパイをとってこられたらいいのになあ。……。」なんてことを言っていたら……。
偉大なムーンパイの王様に、この上なく親しみを感じてしまいました。
タイプです(笑)。
お月様がこんなに表情豊かに描かれた絵本にはあまりお目にかかっていません。
それにしても、ジミーは随分遙か遠くまで飛んじゃいましたねぇ〜。
よっぽど食べたかったんだろうな〜。
「ミルキーウェイのミルクは網ですくえるんだ〜。」と息子。
怪獣グリグラのゲップのエアーバルーンには参りました。
火星人がお裁縫が得意とは、親子で吹き出してしまいました。
ジミーの旅した世界を一緒に覗けて楽しかった。
ラストのジミーの“ニヤリ”もカワイイ〜〜〜♪