子どもの頃はてぶくろをよくなくしてしまった私。道に忘れられたてぶくろはきっと、小鳥か小人か誰かのおうちになっているにちがいないといつも考えていました。
てぶくろの中にこれでもか、というほど動物たちが次々に入っていく・・・てぶくろも段々お家のような形になっていきます。子どもが誰でも想像するようなことが、しっかりとした物語の世界になっています。すてき!
ちょっとリアルに描かれ、でも洋服を着て二本足で歩く動物たちの姿がまた実際にありそうな、でもなさそうな・・・微妙な世界観を守っていると思います。一見こわく見えても実は癒される絵ですよね。