面白い画法ですね。
紙を厳選して描いているそうです。
これ以降の作品は、フレスコ画法を取り入れているそうです。
お月様を食べるという視点がとにかく面白いと思いました。
動物たちが、力を合わせて、一生懸命に月に手を伸ばそうとすると、お月様も“ひょい”と上へ逃げるというところで、当時4歳の息子にうけました。
各ページ、文の下の端っこに、次に協力する動物が出てくる演出も楽しいです。
さてさて、お月様の味がそうだったとは、なんと夢のあることでしょう。
彼の作品は、教訓的な内容のない、彼自身の言葉を借りればナンセンスなものが多いそうで、アメリカの国民性には受けなかったそうです。
日本で、受け入れられ日本贔屓になった作家さんだそうです。
私も教訓本は、あまり好みませんので、当時秋の夜長に、しっくりとっぷりこのお話に親子でつかりました。