会津の国に大雪が降るようななった理由が分かります。
昔、磐梯山に大きな猿が住み着いていました。大猿は普通に暮らしていたのだけど、それが村の人にとってはとんだ災難になってました。
だんだん村の人から嫌われていき、大猿はわざといたずらをするようになります。
人間だって、始めは悪意がなくても、周りから悪いと言い続けられると心がすさんでいきます。
ちょっと力が強いだけなのに誤解される場合もあるでしょう。
大猿を助けてくれたのは坊さまでした。
大猿の悲しみを分かってくれ、身体を小さくしてやります。
ちゃんと分かってくれる人がいてよかったです。
そして最後の雪が降るシーンではじーんとします。
仲間と一緒に人助けをする大猿の喜びが伝わってきます。
心の温まるおはなしです。