子どもの頃に読んで印象に残っていたお話です。村上勉さんの独特で緻密な絵が本当に素敵で、眺めているだけでも楽しいです。
途中からページが縦開きになり、木にどんどん登っていく感覚がつかめます。こんな秘密基地みたいな自分だけの場所は誰でも一度は憧れますよね。季節の移り変わりに伴って変わっていく木の上での過ごし方を一緒になって想像できて、とても夢の広がる絵本だと思います。
子どもたちにもこんな自由な想像がどんどんできるように、少しのいたずらや夢中で取り組んでいる遊びになるべく口を出さないであげたいなと思いました。