満月の夜だからと、頭に花をつけて、おどりたくなってしまう馬、ひつじ、ぶたのお母さんたちの姿がほほえましい。寝ている子どもたちを心配してか、納屋の中にわらを敷いて子どもたちのそばでおどってみますが、みんなうまくいかずに寝ている子どもたちのところへ戻っていきます。やっぱりお母さんですね。これで親子そろって、おやすみおやすみ、といかないところがこの絵本の良いところ。お母さんが寝たあとは子どもたちの出番です。外に出て一晩中おどりつづけます。親たちに内緒でおどっていることに、やったね!と子どもたちはよろこんでいるようで、読んでいる私も楽しくなりました。