内田麟太郎さんで、高畠純さんで、ふしぎの森で、ヤーヤーで、これはもう読むしかありません。
ふしぎの森の動物たち、主人公のヤーヤーはモニモニという動物の子どもです。さらに、ひとりごとばかり言ってるヒトリゴトさん、知ってても「しらねえ」としか言わないシラネエさん、羽があるのに飛ぼうとしない鳥のコリゴリさん。哲学の香りがします(笑)。
ヤーヤーは、このクセ者の3匹と交流を試みますが、簡単にはいきません。それでも、試行錯誤しながら、3匹の「事情」に近づいて行くのです。
内田さんお得意の言葉遊び文遊びがおもしろく、声に出して読むと楽しさ倍増。大きな字で書かれているので、老眼にはもってこい・・・じゃなくて、低学年向きの出版なのかもしれませんが、大人も、はっとさせられる内容です。