3歳11ヶ月の息子に読んでやりました。竹下さんと鈴木さんのコンビの本が好きで読んでみましたが、珍しく奇抜なストーリーでした。毎日、毎日、くるくる同じところを廻る回転すしのすしが反乱を起こし、店を飛び出し、世界旅行に行きます(およげたいやきくんみたい)。野を越え、海を越え、しまいには宇宙へ・・・。アメリカなどの海外はなんとかわかりますが、南極や砂漠など、それだけですしネタがだめになってしまうところまでも・・・。でも、地球だけでは飽き足らず、宇宙にくりだすところで終わってしまいます。どこまで行くのでしょうか?まるでボイジャーの宇宙の旅を思わせます。
見方によっては、壮大なスケールのお話。でも、よくよく考えるとへんな話。旅行先ではすしが食べられているらしく、ところどころ抜かれていますが、ちゃんと補充されているし・・・。細かいところをつつくべきではないでしょうが、このコンビの本にしてはチャレンジとしかいいようにありません。受ける人には受けるでしょうが、あきれてものが言えない人も・・・。息子は、すしが好きなので、それを見ているだけで楽しかったみたいです。なかなかすしを題材に取り上げる絵本ってありませんからね。すしが好きなら、読んでみてもいいのでは?あまり深いことを考えずに・・・。