「さるじぞう」はそれほどポピュラーではありませんが、いもとようこさんのかわいいイラストで楽しく読むことができ、おかげでまたひとつ娘は昔話を知ることができました。
ただ少し疑問に思ったのが、「いい」おじいさんは小判をたくさんもらいましたが、サルに対して何かいいことをしたわけでもなく、その小判を自分のものにしていいのかな〜?ということと、「悪い」おじいさんは特別悪いことをしたわけでもないのに、川に落とされてかわいそうだな〜というところでした。
でも昔話なので、そういうものだと深く考えずに読みました(笑)。働き者にはいつかいいことがあるっていうことなのかな?
笑いをこらえきれずにサルにばれてしまうというのが昔ながらのお話ですが、この絵本ではおならをしてしまうお話に変わっていて、その方が子どもにもウケが良く、大きな罪や罰もないので、安心して笑いながら読める昔話です。