絵本との出会いは病院の待合室でした。不安な気持ちで検査を待つ中、ふと目に留まったこの絵本。絵本にもこんな風変わりなものもあるのかと、また絵の質の高さに驚き、病気のことも忘れて食い入る様に読みました(というか見ました)。病院で安らぎを得られるとは思いもよらなかったですね。
本を閉じると“寄贈”の文字があり、どんな方が贈ったのだろうか、素晴らしいセンスの持ち主だなと思いを馳せました。そして、手持ちのペンと紙に作者名や出版社を控えて、すぐに絵本を探しに行きました。
今では息子までもが大好きな絵本になりました。今日が火曜日だとわかると、寝る前の読み聞かせはこの本をリクエストされることもしばしば。息子と読む時は、葉っぱに乗ったカエルのシーンに「ウィンウィンウィン‥‥」と音を付けたり、カラスが出てくれば「クワァクワァ‥」と声を真似て読んだりします。もう何度読んだかわかりませんが、いつまでも楽しめる作品です。