ケンカをする時って、大人でもそうですけど、些細なことが原因ですよね。
この絵本のキツネちゃんとクマくんもそう。
ちょっとしたことで、ケンカ別れしちゃった。
最初は、クマくんの悪口ばっかいっているキツネちゃん。
でも想像しているうちにね・・・
何か忘れていることにきづいたキツネちゃん。
キツネちゃんが忘れたものってなんだったのでしょう?
センダックの『きみなんかだいきらいさ』にも似た内容で、
子供心すごくうまく捉えている作品だなあと思います。
ケンカしたあと、仲直りすることの大切さ。
そして「またあした」の一言をいうことの大切さが凝縮されている絵本です。
ひろさわさんの挿絵がまた、そんなキツネちゃんとクマ君の表情をとっても素敵あらわしています。
息子もこの頃よくお友達とケンカばっかしているけど、
こんなふうに「また あした」っていえるといいね♪
【事務局注:このレビューは、「またあした」おはなしチャイルドシリーズ 2006年度5月号(チャイルド本社)に寄せられたものです。】