「絵本 作家73人の話」(玄光社)の中の絵本作家&イラストレーター61名が選んだ絵本230冊”で、多くの方が推されていた作品なので借りて来ました。
作者のヨックム・ノードストリュームさんは、独創的な画風で国際的に注目されている現代美術作家さんだそうです。
〈セーラーとペッカ〉シリーズは、彼の唯一の絵本作品で、子どもから大人まで楽しめる作品として高い評価を得ているそうです。
さて、お話は唐突に始まります。
上半身裸のセーラーおじさんが、朝着ようと思っていたセーターが見つからなくて捜しています。
ここから、笑えて来るのですが、次の見開きでワンちゃんのペッカが新聞を読んでいる姿に爆笑でした。
セーラーはセーターを買いに、ペッカは髪を切りに、車に乗って町へ行くことに、ところが・・・・・・。
いいですねぇ〜、引退した船乗りさんのこの日常。
現役引退後、こんな生活をしているおじさんはあまり日本ではいないのじゃないかしら?
とにかくペッカとのやり取りが愉快。
登場する人物たちが、個性的存在。
人物のタッチと異なる背景の緻密なスケッチ、この対照的な絵が魅力的です。
次回は「セーラーとペッカの運だめし」を読みたいと思います。