「こおろぎさん、どうしてうたえないの?」読み進める途中で、何度も娘が質問します。「どうしてかな。まだ小さいからかなぁ。」「うたえるようになるといいねぇ。」そんな会話が毎回繰り返されます。だんだん成長していくこおろぎに気づいて「ちょっと大きくなったねぇ」。最後には ほんとうにきれいな歌声が聞こえて、大喜びです。一緒になって「りん・りん・りん」と歌ったりしています。
最初にこおろぎが生まれた場面では、「どうして大きなこおろぎがいるの?」「お母さんと赤ちゃんかもしれないね」「○○ちゃんも 生まれたときは とっても小さかったのよ」と、絵本の内容以外の話もはずみました。
絵本のこおろぎが少しずつ大きくなって、最後に歌えるようになるのを見ながら、自分も一緒に成長している気持ちになっているようです。エリックカールの素敵な色遣いの絵も魅力的な1冊です。